こんにちは。Twitterでは「とんとん」( @sabaku1132 )の名で、ひたすらサッカー観戦メモを書き殴っている者です。
この度ブログを始めることに致しました。
理由はいくつかあるのですが、Twitterの文字数制限がキツくてカタコトみたいになってしまう…!っていうのが大きいですかね。
さて、私はTwitterのフォロワーさんが増えていくにつれ、岸本先生の「NARUTO」を読んでる時にテキトーに決めたユーザーネーム、伊坂幸太郎先生の「砂漠」を読んでる時にテキトーに決めたユーザーIDに疑問を呈するようになりました。
(IDはともかく、本当にこんなフワフワ間の抜けたような名前で良かったのだろうか…?)
という事で、ブログの名前はちゃんと決めました。
ここに来てくださった皆さんなら必ずや聞いた事があるであろう「俯瞰」という言葉。
俯瞰(ふかん):高い所から見下ろすこと。
敵、味方、ボールの位置を把握し、スペースを攻略し得点を奪い合うフットボールというスポーツにおいて、この「俯瞰」はプレーするにも、また観るにしても重要な能力です。
私は現役でプレーしていた頃、この「観る」という練習を疎かにしていた事を非常に後悔しています。
“トッププレイヤーの手本を観るのは大事ですよ”
皆さん一度はコーチに言われた事があるでしょう。その通りです。
“ボールを持ってない時の動きを参考にしましょう”
その通りです。耳タコワードですね。
1試合90分間のうちボールを持っていない時間は88分間と言われています。では具体的にその88分間のどの部分を観れば良いのか。
これは問いとしてあまり正しいものとは言えません。何故なら1人の選手だけを観るのは正しい見方とは言えない、というのが私の考えだからです。
理由は2つ。
1つは、同じ4-4-2の右SHでも「チームによって役割が異なる」からです。まずチーム全体を観察し、どんな戦術をとっているのか、またそれを実行するために各ポジションにどのようなタスクが付与されているのかを把握して初めて、その選手の88分間の意味が分かるのです。
2つ目は上記に絡みますが、1人の選手だけを観ていてもチーム全体としての意図、戦術上のタスクを把握できないため、その選手が必ずしも「適切なプレーを行なっているかの判断がつかない」からです。
見方を誤れば、きっちりタスクをこなす選手を「大したことのない選手だ」と見切り、参考にすべき重要なプレーを見逃す。逆に、タスクを守らず一か八かの勝負に出て運良く成功したド派手なプレイヤーが賞賛される。そんな事が往々にしてあります。
また、トッププレイヤーも人間です。自らのタスクを全うできない時もあります。では何故全うできないのか。
敵よりも能力が劣るから?
それとも敵の対策?
チームとしての構造および相性が原因?
そもそもタスクを履き違えているから?
これをどれ程突き詰めて観るかによって、実際のプレーへの落とし込みの差に繋がるというのが私の考えです。
上手い人は手本を観なくても、なんとなく感覚でどうプレーすべきか分かるんだろうな(嫉妬)とも思いましたが、”なんとなくの感覚”をきっちり頭で理解し落とし込まないと再現性を高めることはできません。
何故上手くいったのか、何故上手くいかなかったのかを言語化できるようになれば必然的に「良いプレー」の再現性は高まり、「良くないプレー」の改善策が見えてきます。それは戦術理解度の向上とともに、選手としての総合的なレベルアップに直結するでしょう。
そのために…
まずはチーム全体を観察しましょう。そして戦術的意図・タスクを読み取りましょう。そういった観方ができれば、サッカー観がぐっと広がります。
これを実現するために必要なのが全体を見渡す、「俯瞰」する力です。
プレーする際も同様です。
というわけで前置きがめちゃくちゃ長くなりましたが、何の話をしていたかと言うとブログ名の話。「俯瞰」、英語で”Bird’s-eye view”からとってブログの名前は「鳥の眼」にしました。
チーム全体を俯瞰した観戦メモを中心に、私の大好きな2vs2〜5vs5くらいのユニット戦術など、色々アップしていきます。
現役の人向けかのような書き方をしてきましたが、実はただのサッカーバカや戦術オタクの人達にも読んでもらいたいなーと思ってます。
何故なら私も、ただただサッカーが好きなだけのサッカーバカだからです。
とんとん。