サッカーに活かせるフットサル戦術~バックドア~

サッカーに活かせるフットサル戦術~バックドア~

こんにちは。サッカーに活かせるフットサル戦術第2弾はバックドアという動きです。


バックドアとは?

バックドアは敵の背後から抜け出す動きです。
このバックドアは裏を取る選手単独の個人戦術というより、パスの出し手と受け手の2人で完成させるユニット戦術となります。そのため、裏をとる選手だけでなくパサーにもポイントがあります。

裏を取る選手は敵の視野、周囲とボールホルダーの状況を観察し、走り込む方向とタイミングを図り、実行します。

対するパスを出す選手のポイントは2点です。
ポイント1は、敵のプレッシャーにさらされず、なるべくフリーでパスを出せるような状態にいることです。
これは当然ですが、チーム全体として意識しなければ難しい部分です。プレッシャーがかかればボールの精度は落ち、裏を取る選手とタイミングを合わせるのも困難です。
ポイント2が本題、ボールの置き方です。
裏抜けの選手のマーカーの方向に身体を向けつつ、蹴り脚側深くにボールを置きます。

バックドア実践例

イメージしやすいよう実践例を見てみましょう。

①ジョルジーニョ&カジェホン

蹴る直前に右脚のアウトでボールを置き直しているのが分かりますでしょうか?
マーカー方向に身体を向けつつボールを蹴り脚側深くに置き直す事でマーカーはボールホルダーの次の動向に注目しなければなりません。そのためボールウォッチャーとなり、足が止まり、タイミングも外され、裏抜け役を見失います。また、角度的な余裕を作れると同時に、インフロントで柔らかいボールを出しやすくなるという利点もあります。
ボールを蹴り脚側深くに置き直す分1タッチ多くなりますが、この1タッチが上記のような複数の効果を持つのです。

その他の実践例を見てみましょう。サンプルはホッフェンハイムとナポリの各ユニットです。

 

②ジョルジーニョ&カジェホン(25秒からのシーン)

 

③インシーニェ&カジェホン/ジョルジーニョ&インシーニェ

 

④デミルバイ&アミリ

 

⑤クラマリッチ&カデルジャーベク/デミルバイ&カデルジャーベク(初めの2シーン)

 

パスの出し手のボールの置き方、お分かりいただけましたでしょうか。全てのシーンで置き直しが見られたかと思います。
このちょっとした動作でバックドアの成功率は上昇します。
ちなみにバックドアを効果的に使うチームはホッフェンハイム(17-18シーズン初期まで)、ナポリ、トゥヘル初期のドルトムント等、崩しの基準となるサイド(3チームとも左サイド)を明確に設定しているところが多いのも特徴です。
こういったチームが切り札としていたバックドア、チームに組み込むことができれば大きな武器になりそうですね。