2018ロシアワールドカップで活躍した、「ちょっとマニアックな注目選手」を紹介します。
※非常に長い記事になりますので、見たい選手を目次から選んでもらうと多少見やすくなると思います。
フォワード[FW]
ユスフ・ポウルセン
国 :デンマーク
クラブ :RBライプツィヒ
年齢 :23
身長 :193
契約 :2021/6/30
ポストプレー :
プレッシング :
サイドに流れる動き :
長身を活かしたポストプレーが魅力。通常頭で落とすボールを胸で抑える。プレッシングやサイドに流れる動きも得意とする、長身ポストプレイヤーには少ない非常に動的な選手。
得点したポウルセンがこれまた化物候補で、デカい、速い、上手いの三拍子。ハイボールを頭でなく胸で落としてくれるんよね。勢い殺してくれるから受け手は楽。プレーエリア広いからPA内で点で合わせるよりロングのターゲットでSB狙い撃ちの方が活きそう
デンメから2ラインの外のフォルスベリへズバッと。CH剥がしに成功しサビツァーへ繋ぐと敵をいなして逆に流れたポウルセンへ。縦に抜け出して得点、っていうRBLらしい縦に早い攻撃。
ドリース・メルテンス
国 :ベルギー
クラブ :ナポリ
年齢 :31
身長 :169
契約 :2020/6/30
アジリティ :
連携 :
プレッシング :
周囲の味方と細かい連携で崩すタイプ。偽9番としての動きからアジリティを活かしたドリブル、狭いスペースでのプレーを得意としている。
アンドレイ・クラマリッチ
国 :クロアチア
クラブ :ホッフェンハイム
年齢 :26
身長 :177
契約 :2020/6/30
運動量 :
オフザボール :
連動性 :
運動量豊富でプレーエリアが広い。ボールを持てば決定的な仕事をこなすが、周囲の選手との連動や献身的な守備も含め、ボールを持っていない時の動きも特筆すべきものだ。
今節のクラマリッチのゴール凄かった。外を回るIHアミリを囮に使いつつ小刻みにステップ入れてDFを牽制、最後はマーカーを外してファーに巻いたシュート。
アントワーヌ・グリーズマン
国 :フランス
クラブ :アトレティコ・マドリード
年齢 :27
身長 :175
契約 :2022/6/30
プレッシング :
シュート精度 :
アジリティ :
ライン間でのボールコントロールの質、シュート精度が非常に高く、異次元のレベル。
カバーシャドウを駆使したプレッシングもトップクラス。攻撃だけでなく守備の面にも特徴を持つ世界最高峰の選手の一人。
トップ下
ハキム・ジイェフ
国 :モロッコ
クラブ :アヤックス
年齢 :25
身長 :180
契約 :2021/6/30
キック精度 :
HSでの組み立て :
ドリブル :
シルバやエジルが得意とするハーフスペースでの組み立てが特徴的。ここからドリブル、精度の高いクロス、シュートと変幻自在の攻撃を繰り出す。味方との連携も○。
アヤックスのジイェフ、良い選手だった。IHやってたけどWGぽい雰囲気。アジリティを中央で活かす方向転換で展開の幅を広げてた。チャンネルランもこなしてたけど、HSに入っての組立ができるってのもかなり魅力的。リリースするまでの溜め、左脚の精度もやたら高い。
イスコ
国 :スペイン
クラブ :レアル・マドリード
年齢 :26
身長 :176
契約 :2022/6/30
ドリブル :
スペースの感覚 :
連携 :
好きです!(笑)。類い稀なテクニックで敵を翻弄、味方との細かなパスワークも得意としている。敵の急所にポジションをとる”スペースの感覚”がズバ抜けている。
タイソン
国 :ブラジル
クラブ :シャフタール・ドネツク
年齢 :30
身長 :172
契約 :2021/6/30
アジリティ :
ドリブル :
守備意識 :
抜群のスピードとテクニックで決定的な仕事をこなす。正確で力強いシュートも魅力的。今季はフォンセカ監督の元、守備もそつなくこなした。
エミール・フォルスベリ
国 :スウェーデン
クラブ :RBライプツィヒ
年齢 :26
身長 :179
契約 :2022/6/30
HSでの組立て :
プレッシング :
ドリブル :
ライプツィヒ特有のプレッシングをそつなくこなす。引かれた時に守備ブロックを引き剥がすハーフスペースでの組立てが魅力。ひらりひらりと躱す姿はエジルのよう。
この状態の打開策がフォルスベリ。HSで2ラインの外まで落ちてCHを剥がす。そうすると逆SHのサビツァーがそこに入るサイド偏重の形。HSで作れるフォルスベリはRBLでもなかなか貴重な存在。
サイドアタッカー
ゴンサロ・ゲデス
国 :ポルトガル
クラブ :バレンシア
→パリ・サンジェルマン(ローンバック)
年齢 :21
身長 :179
契約 :2021/6/30
ドリブル :
オフザボール :
スピード :
17-18シーズン最も衝撃を受けた選手の一人。ドリブルはボールコントロールに加えコースの取り方が絶妙。またボールを持っていない時の動きも秀逸で、ドリブルを開始する前から脅威となっている。
アミン・アリ
国 :モロッコ
クラブ :シャルケ
年齢 :20
身長 :179
契約 :2021/6/30
ドリブル :
スピード :
連動性 :
スピードを活かして敵陣を切り裂くドリブラー。サイドに限らずピッチ中央で敵を躱すアジリティも武器。味方の動きに合わせてアクションを変える連動性も備える。
ミヤト・ガチノビッチ
国 :セルビア
クラブ :フランクフルト
年齢 :23
身長 :175
契約 :2021/6/30
ポジショニング :
カバーリング :
抜け出し :
ライン間でボールを受ける際のポジショニングが秀逸。動きは直線的だが味方と味方を繋ぐリンクの動きもこなす。CHでの起用も多く、周囲の状況を把握してのカバーリングは非常に的確。2列目の層の厚いセルビアで存在感を発揮できるか。
トルガン・アザール
国 :ベルギー
クラブ :ボルシアMG
年齢 :25
身長 :174
契約 :2020/6/30
裏抜け :
献身性 :
判断力 :
敵の背後を突く動きが秀逸。2トップの一角として起用される際は裏への抜け出しに加え献身的かつクレバーな守備でチームの助けとなる。無理にドリブルで仕掛ける判断ミスが少なくない。
カウンターのシーン。SHはHSまで絞った状態で、起点はそのSHのトルガンが突っつく所。CHが引っ掛けてFWがリンク、SHがダイアゴナルでDFを内に引っ張り外に流れたFWを浮かす。
センターハーフ[CH]
ルーカス・トレイラ
国 :ウルグアイ
クラブ :サンプドリア
年齢 :22
身長 :168
契約 :2022/6/30
アジリティ :
ボール奪取 :
キープ力 :
小柄でアジリティに優れた選手。そのアジリティを活かしたボールキープと奪取が魅力で、ビッククラブからも注目を集める若手。守備時の運動量も豊富。
サウール・ニゲス
国 :スペイン
クラブ :アトレティコ・マドリード
年齢 :23
身長 :184
契約 :2026/6/30
ミドルシュート:
運動量 :
ボール奪取 :
精度の高いミドルシュートが持ち味。SHとCHを高いレベルでこなす。守備範囲が恐ろしいほど広く、周囲と連携したボール奪取も魅力的。攻守に武器を備えた穴のない選手だ。
ラッセ・シェーネ
国 :デンマーク
クラブ :アヤックス
年齢 :32
身長 :177
契約 :2019/6/30
キック精度 :
ポジショニング:
状況判断力 :
キック精度が高く、中盤の底からゲームを組み立てる。状況に応じて調整するポジショニングは非常に的確。居てほしいところに居てくれる、アンカーのお手本。
アヤックスのPSV戦観た。縦のランニングで敵を押し込む人、降りて引き摺り出す人、空いたスペースに入り込む人。スペースを作る人、使う人の役割がはっきり。PSVがわりとグチャグチャな守備だったから構造を叩く分かりやすいシーンはないけど、柔軟。ユネスとシンクフラーフェンも良かった。
トーマス・デラニー
国 :デンマーク
クラブ :ブレーメン
年齢 :26
身長 :182
契約 :2021/6/30
ミドルシュート:
ポジショニング:
エリア内侵入 :
低い位置での組み立て、エリア内への侵入のどちらもこなせるタイプの選手。周囲の状況を的確に把握しパスを散らす。左脚のミドルシュートも非常に魅力的だ。
ボルシア戦の3バック楽隊。ガルシアとデラニーの位置取り、クルーゼとバルテルスのチャンネルランが◯。ブンデスで流行ってる532、ホッフェンに始まりシャルケ、ドル、狼等。1番機能性が高いのはホッフェンだけど、次点は昨日見た楽隊だと思う。(但し攻撃に限る
マルセロ・ブロゾビッチ
国 :クロアチア
クラブ :インテル
年齢 :25
身長 :181
契約 :2021/6/30
ライン間でのプレー:
キック精度 :
運動量 :
ボールを受けるポジショニングが良く、そこから敵をいなす体捌きと精度の高いキックで決定機を演出する。SHとCHの両方をこなし、守備時の運動量も豊富。
フレッジ
国 :ブラジル
クラブ :シャフタール・ドネツク
→ マンチェスターユナイテッド
年齢 :25
身長 :169
契約 :2023/6/30
奪取力 :
キープ力 :
守備時の位置取り :
独特の間合いとリズムが特徴的で、これらを活かしたボール奪取とボールキープが持ち味。守備時は周囲と連動した的確なポジショニングでボールを狩り獲る。
ナポリを破ったシャフタールの守備。4-4-2の3「ライン」というよりも4枚のDFライン+「六角形」と言えるようなMFとFWの関係性。六角形の中で受けられる事はほぼ無し。通過されてライン間に楔を打たれる事も無かった。距離感と六角形形成のポジショニングが絶妙。
デニス・ザカリア
国 :スイス
クラブ :ボルシアMG
年齢 :21
身長 :191
契約 :2022/6/30
ボール奪取 :
推進力 :
カウンター対応 :
今大会に限らず注目していくべき若手。恵まれた体躯と独特のリズムをベースとしたボール奪取と推進力は圧巻。カウンターを一人で潰し切る走力も兼ね備える。時折集中を欠いたようなプレーが見られるのが玉に瑕。
ピオトル・ジエリンスキ
国 :ポーランド
クラブ :ナポリ
年齢 :24
身長 :180
契約 :2021/6/30
ドリブル :
ランニング :
判断力 :
推進力あるドリブラー。溜めを作るというよりは抜きにかかるタイプで、攻撃にアクセントを加える。スペースを見つければきちんとランニングもこなすが、不要な場面で無理にドリブルを選択することも。
その他ナポリのユニット攻撃①
⑴ヒサイのパラ+ホルダーカットインの複合技からのサイドチェンジ。パラで引っ張り内へのコースを作ってあげるのが肝
⑵ドリの進路を別選手に切替えて乱すインシーニェ、右アウトでの角度付け&DFが対応できない腰位置のパス通すジエリンスキ、左HVの表を抜けるメルテンス
サイドバック[SB]
ルドウィ・アウグスティンソン
国:スウェーデン
クラブ:ブレーメン
年齢:24
身長:181
契約:2021/6/30
ビルドアップ能力:
パス精度 :
スピード :
低い位置で組立てに絡み、丁寧にパスをつないでいく配球型のSB。スピードを活かすというよりも頭を使って攻撃に関与する。派手さは無いが守備も含めて穴も無い、渋い選手。
マリオ・ルイ
国:ポルトガル
クラブ:ナポリ
年齢:26
身長:170
契約:2022/6/30
ビルドアップ能力:
インナーラップ :
ボール奪取 :
周囲の選手との連携で崩していくタイプのSB。オーバーラップ、インナーラップのタイミングが良く、狭いスペースでも巧みにボールを繋いでいく。ゾーンの守備はお手の物だが、対人守備には脆さを見せる。
ナポリの攻撃ポイント②
・サイドに流れ噛合せを外すハムシク
・前述の通りSBを低い位置に置く事で、外→外の縦パス可能に。仕掛けと効果が全て連鎖してる
・ルイのインナーラップを新たに手札に
・デンメの守備基準を曖昧に→先制点に直結
ライマーを置き去りにするインシーニェの表抜けが絶妙…!
マリオ・ルイのインナーラップ
・インシーニェとルイ、同列に並んだ状態から
・インシーニェがSBをピン留め、ハムシクがライン間でCB釣り出し
・ルイはハムシクに当てると同時に、ハムシクに向かってラン。SHに対して表抜け、ハムシクが釣って空いたCB裏へ突進。
・受渡しを乱しフリーに。
左SBルイの動き2つ。
・ホルダーへの寄せが甘い敵に対して、大外のルイがほぼ真横にラン。敵SHは大外に張られるとつきにくく、SBはインシーニェを見るため中央寄り。
・タッチラインに沿うパス。ここを通されると限定しきれず嫌になる…。これも連動性の欠如故の寄せの甘さから。
ラファエル・ゲレイロ
国:ポルトガル
クラブ:ドルトムント
年齢:24
身長:170
契約:2020/6/30
攻撃参加 :
パス精度 :
ポジショニング:
キックの精度が高く、低い位置から前線の選手に送る縦パスは一級品。オーバーラップとインナーラップの両方を使いこなし、IHのように振る舞う戦術的柔軟性も併せ持つ。選択肢を多く持つ、手札の多い選手だ。
センターバック[CB]
サリフ・サネ
国:セネガル
クラブ:ハノーファー → シャルケ
年齢:27
身長:196
契約:2022/6/30
空中戦 :
ビルドアップ能力:
アジリティ :
今夏シャルケへの移籍が決定。長身選手の多いブンデスリーガにおいて最も空中戦に強い屈強な選手だ。さらにCHをこなすユーティリティ性も兼ね備え、組立てでの貢献度も高い万能型DF。
カリドゥ・クリバリ
国:セネガル
クラブ:ナポリ
年齢:26
身長:187
契約:2021/6/30
戦術理解度 :
ビルドアップ能力:
スピード :
全ての能力に秀でた、現在世界で最も完成度の高い万能型DF。所属クラブのナポリでは戦術家・サッリの細かな戦術的要求を完璧に遂行する戦術理解度の高さも見せた。
HSのクリバリからの展開
・4141のボローニャに対し、パスコースを①SH-IH間、②IH-アンカーの手前、③SHの外と最低3つ用意。
・大外を使うとケアにSBが出るため連動してチャンネルが空く
・①はライン間で仕事のできるハムシク
・②を使って角度をつけると間接的に①で受けるハムシクへ。
ヤニック・ヴェスターゴーア
国:デンマーク
クラブ:ボルシアMG
年齢:25
身長:199
契約:2021/6/30
空中戦 :
ビルドアップ能力:
スピード :
空中戦に強く、ビルドアップ能力にも長けたCB。質の高い楔のパスや運ぶドリブルで攻撃陣を後方からサポートする。その反面スピードに乏しく、俊敏な選手に苦戦する傾向がある。
ラースの得点。ヤニックの正確なサイドチェンジからエルヴェディの内への持ち出しで再度逆へ。SBがFW-MFへ持ち出せるのは対RBLでのポイントに。一度引っ掛けるもザカリアがリカバリーから1枚いなして、ラース。この試合のボルシアはわりと面白かったけど型の無い即興劇だから継続性も無い
薬屋戦のボルシア先制点。ヴェントでSB、ヤニックの身体の向きとラファのポジ取りでCHを外に引っ張り、空いたCH間に降りるラース。レイオフの受け手キュイザンスを使って前を向いたラースがトルガンに展開し、最後はジョンソン。2トップ+CHで敵CH周りを狙い撃ち。これが見たかった…!
ゴールキーパー[GK]
ヤン・ゾマー
国:スイス
所属クラブ:ボルシアMG
年齢:29
身長:183
契約:2021/6/30
足元の技術 :
顔 :
反応速度 :
PKストップ :
GKにしてはかなり小柄だが、抜群の反応速度で好セーブを連発。そして最大の武器はなんといっても足元の技術。所属クラブのボルシアMGでは、バルセロナに移籍したテア・シュテーゲンの抜けた穴を全く感じさせていない。PKに関しては野○のび太のテストの解答の如く、全て逆に跳ぶ。
コメント
[…] […]
[…] ネレスはドリブルで敵を外すことも可能であり、ツィエフは世界でもトップクラスのキック精度を誇り、わずかに空いたパスコースを逃さない。ファンデベークはドリブルこそ無いが、1タッチでボールを捌くプレーを得意としている。1トップのタディッチもゴール前でのターゲットではなく外に流れてパス交換に関与するプレーを得意とする。CHのフレンキーとシェーネは視野の広さとパス技術が抜群であり、SBも前線につけるパス精度を持ち合わせている。 […]