今回はTwitterで企画された「世界ドラフト」について、企画の趣旨に沿って選出理由等を記事にしてみたいと思います。
当ブログは嬉しくも悲しくもTwitterからの流入が3割ほどしかないので、簡単に「世界ドラフト」の説明からしたいと思います。
かくいう私もあまりTLを見ていないのでTwitterのトレンドには疎いのですが、「世界」をはじめ、Jリーグ、プレミア等のリーグ別でもこの「ドラフトゲーム」が行われていたようです。
それぞれローカルルールがあるようですが、私の参加した「世界版」は私を含めてプレイヤー8人。リーグ、クラブを問わず全世界の選手の中から好きな選手をドラフト方式で指名していき、理想のチームを作り上げるというゲームです(どこのポジションから選んで行っても良い、考えられないようなコンバートは無し)。
こういうの、わりと好きです(笑)。プレイヤーが8人のため、回を重ねる毎に7の選択肢が消えていく。核となる選手から?人材の乏しいポジションから?
8人しかいないので私はある程度戦い方を決めて各ポジションの役割に見合う8人の候補を用意。あとは戦況に応じてカードを切っていくという形で、当日の即興性よりも準備に力を入れました。
準備
さて、どういうチームを作っていこうか…。と考えた時に、自分の中でテーマを決めてみました。
大きく3つ。
・ベースサイドを設定したオーバーロードを実現
・サッリのナポリを再現
・勝てるチーム
好みの選手だけを並べるのもアリだけど、折角なら「好きな戦術」で「勝てるチーム」を…!ということで、上の3つをテーマに。また、守備に組み込めない選手は除外。ロナウドやメッシのように、彼らを活かすためのシステムを組まなければならない選手も構成が難しいので除外。
ここで大きな問題が。「オーバーロードのベースを左に置く?右に置く?問題」です。
右に置く?の迷いの原因はヨシュア・キミッヒの存在です。
私はキミッヒが大好きなのです…!
ということでまずは左右両パターンで理想のチームを組んでみました。
オーバーロードを実現する上でモデルとしたのは勿論サッリ・ナポリ。私が今まで見てきたチームの中で最も美しいチームです。
このチームをモデルとし、オーバーロードを実装した勝てるチームを組むために私が各ポジションに求めたものは下記になります。
(左にオーバーロードをかける前提で)攻撃の核となる左WGには右利きでドリブルアットが可能、さらに攻撃のペースを変えられるドリブラー。右WGにはバックドアで裏を突くのが巧みな選手。右IHとSBにはフィジカル能力(スタミナ、スピード、高さ、当たりの強さ等)、もしくは守備を武器に戦える選手。ここはテーマの一つ「勝つ」ための選考にしようということでこの要素を含みました。守備の局面で頼りになる選手。また左サイドでの崩しで詰まった際に頼りになるスピーディかつシンプルで破壊力のある一撃を加えられる選手です。
ここまで考えた時に、右をベースにする場合「核となる右WGがB.シルバの他に思いつかねぇ…」という状況に陥ったため、断腸の思いでキミッヒを切り、「左ベース」に舵を取ることに決めました。そして左ベースで上記選考基準をもとに(多少基準を外れる選手もいますが)、各ポジション8名くらいの候補を揃えました。
恐らく誰も指名しないだろうというセーフティなカードも各ポジションに用意(まあ参加者8人なら8番手まで計算しとけば問題無いけれど)。
人材の手薄なSBからの指名を考えましたが、同じようなことを考えている人が多そうだな、ということでまずは攻撃の核に据える左WGを確保する作戦(何が何でもコウチーニョ、インシーニェ、アザールから1人確保!)。さらにベースの左サイドの選手から獲得しようという事で予定指名順は①コウチーニョ、②リカルド・ロドリゲス③ズーレに。
これでゲーム前の準備は完璧…!あとは獲得した選手と獲られた選手の状況に応じて適切にカードを切り、バランスのとれたチームを作っていくのみ。
結果
経過を省いていきなり結果です。案外被らないもので、かなり順調でした笑
狙い通りとならなかったのはカイル・ウォーカー、クリバリ、ジョルジーニョ。リスク管理と守備の安定を担うポジションの3名です。正直この3選手に関しては競合が多いだろうなと最初から思っていたので獲れればラッキー、くらいの感覚でした。
右SBはファン・フランも獲られてしまったので第3候補のカルバハル。スピードがあり守備も安定感のあるこの選手が最終巡まで残っていたのはラッキーでした。
右CBはヴァラン、ファンダイクが早々に選ばれ、ゴディンの抽選に敗れ第5候補のシュクリニア。ここは対人に強い伸び盛りのシュクリニアを獲得できればOKだと思っていたので想定内。
アンカーは第2候補のパレホを獲得。ポジショニングが巧みでパス交換の中心となれるジョルジーニョの代わりを担えるこの選手を確保できたのは大きい・・・。
ということで、ほぼ理想通りのチームが完成しました。コウチーニョ、ハムシク、R.ロドリゲスの左サイドユニットを中心に、適宜パレホ、ズーレ、グリーズマン、さらには足元の技術に長けたシュテーゲンがパス交換に参加。左サイドをズタズタに切り裂き、最後は逆サイドのウィリアンが仕留める構成。
左で詰まった時は右に展開。スピードのあるカルバハル、裏抜けもできるドリブラー・ウィリアン、理不尽なミドルシュートを備えたサウールで、シンプルだが破壊力のある攻撃を加える。
カウンターを喰らった際も右サイドのカルバハルやスタミナ抜群のサウールでリスク管理。その後方には人に対して強いシュクリニアが控える。
守備意識・能力が高く、スペースの感覚とポジショニングに長けた選手を前線から集めたためセット守備も心配無用。
CBもこなすR.ロドリゲス、どこでもこなしてくれそうなサウールが居れば4-4-2、5-3-2への変化もオプションに加えられます。
こう見ると、ベースの左サイドではありませんがやはりサウールの獲得は大きかったと思います。抜群のスタミナと守備、破壊力あるミドル、ポジション変更に対応しうる柔軟性。監督からすれば非常に頼りになる選手です。
チームとしての機能性を重視した、サッリの魅せるサッカーを表現できそうな私好みのチームとなりました!